Jin Matsumoto

松本 仁

ラーメンだけではない
おおぎやフーズの成長へ

とんかつ扇亭 スーパーバイザー 2008年入社

連取店配属、2012年同店店長、2014年本部新業態開発担当、2015年扇亭スーパーバイザー。

新業態開発でとんかつ扇亭の立ち上げを推進

おおぎやフーズの新業態であるかつ丼店チェーン、「とんかつ扇亭」の業態立ち上げを担当しています。連取店の店長だった2年前、2つ目の業態を開発してシェア開拓を進めるという方針のもと、その新業態開発をやってみろという声がかかりました。狙ったのは、持ち帰りもできる500円かつ丼店。人気の定番メニューながら、テイクアウトできるお店が県内になかったことから事業化を進めることになりました。
1号店はおおぎやラーメン安中店の隣と決まり、私が中心となって商品開発と店舗の立ち上げ準備を進めました。一番の問題は、500円という価格で、どうしたらお客様に喜んでいただけて利益も出せる商品ができるか。連日関東圏を食べ歩きして食材と調理法を研究し、厨房設備と店内構成を考えましたが、オープンまでわずか半年、責任を感じながらの非常にタイトな作業でした。行きついた結論は、徹底した作業性の向上です。オートフライヤーと電磁調理器の導入で誰でもすぐにできる調理環境とし、接客についても、オープンキッチンからの2つのスタッフ通路をカウンターとテーブルが取り囲むレイアウトで、フロアを歩き回ることのない迅速な接客ができるようにしました。

今、やりたかった仕事の真っ只中にいる

スタッフ10人の研修は3週間前から行いましたが、全員新人からのスタートで大変苦労しました。2014年10月2日、緊張と責任をひしひしと感じながら、楽しみでもあったオープン。700人のお客様で大盛況でした。立ち上げに携わったスタッフがお客様から褒められているのを見て、心からやってよかったと思いました。
その1年後、2号店として高崎緑町店がオープンし、現在3号店を構想中です。新商品も随時投入しながらいろいろチャレンジを重ねています。自分の考えたものを実現させていくのは楽しいですし、店舗が増えればコストも低くできますが、出店するためには店舗運営のプロを育てなくてはいけません。そこがハードルであり、プレッシャーです。
いま私は、やりたかった仕事の真っ只中にいます。この新業態を多店舗展開していき、おおぎやフーズといえばかつ丼と言ってもらえるようにしたいと考えています。

失敗のほうが勉強になります

入社当初は失敗して悩んだことも多くありました。でも、失敗はよくあることで大事なのはその後のプロセス。成功より失敗のほうがはるかに勉強になりますし、失敗して何度もチャレンジする人がいい仕事をします。

迷ったときはお客様第一主義

大切にしているのは、お客様第一主義を基本とするという経営理念。迷ったときはこの理念を頭に浮かべます。どうしたらお客様に喜んでいただけるか、利己主義であってはならないと戒めてくれます。